Description
Review
フリー・ジャズの先駆者として知られるオーネット・コールマンのライヴ作。60年代半ばのフリー全盛期のもので、彼本来の魅力が最大限に発揮されている。
— 内容(「CDジャーナル」データベースより)
Celebrating record-collecting, record shops, and music-loving. Hi, I’m Brian!
¥1,500
フリー・ジャズの先駆者として知られるオーネット・コールマンのライヴ作。60年代半ばのフリー全盛期のもので、彼本来の魅力が最大限に発揮されている。
— 内容(「CDジャーナル」データベースより)
Weight | 0.08032 kg |
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Dimensions | 14.09 × 12.63 × 1.37 cm |
Package Dimensions | 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g |
Manufacturer | EMIミュージック・ジャパン |
EAN | 4988006772335 |
Run time | 40 minutes |
Label | EMIミュージック・ジャパン |
ASIN | B00004NK5U |
Number of discs | 1 |
koppagure –
USメインストリームから姿を消し、活動拠点を欧州に移した後、この復活作品で健在を示した。ギリギリのところでフリージャズにならない(混沌にならない)ラインをキープしていて奇妙な旋律だが意外なほど聴きやすい。ジャズ入門としてはやや難解だが、古くはアルバート・アイラー、新しくはスティーブ・コールマンなどを聴ける方には十分オススメできる。ベースの音は控え目な録音だがコールマンのサックスは鮮烈な音で、渋くリズムを刻み続けるドラムとの相性は抜群。楽しそうに演奏しているのが伝わってくる名盤。
バベル堂 –
これを最初に耳にした時の爽快感が忘れられない。自由な音楽という意味で、これこそフリー・ミュージックだし、そして、これこそがジャズというものだろう。Jazzyには頽れるという意味もあったように思うが、ここにはその頽廃がない。底抜けに健やかというか、曇りがない。まるで初めて音楽を奏でていくような無垢さえ感じられる。雪原を一歩一歩あゆんでゆくときのキュキュッという靴音さえ聴こえる気がする。ストックホルムという地でのライヴということが頭にあるせいか、厳寒のなかでの厳しさや屹立と共にほがらかな笑顔や温もりが感じられる。三者の奏でる一音一音にいちいち反応してしまう。臨場感といっただけでは物足りない。彼らの鼓動に感応してしまうというか、音楽の歓びが直に伝わってくるのだ。素晴らしくセンスのいいチンドン屋のように聴こえる部分さえあるし、ともかく、ジョン・コルトレーンの眉間にしわを寄せるような音楽とはまったく別のジャズの真髄が青空いっぱいに駆けめぐる快感に我を忘れることのできる。真っ白い至福の時間を今日でも提供してくれる。
花木雅直 –
フリージャズを完成させたオーネットの脂の乗ったライブ盤今聴くと衝撃は少ないがすんなり楽しめるのでは
京都堀川姉小路『万物創造房』 –
1965年ヨーロッパツアーストックホルムのジャズクラブ「ゴールデンサークル」でのライブ面子はオーネットコールマン as,tp,vinデヴィットアイゼンソン bチャールスモフェット dsの3P確かに大きく分けるとフリージャズというジャンルに入るのかもしれないがこの音楽はフリージャズというよりはオーネットコールマンというジャンルに分けた方がよい気がする基本的にフリージャズは僕はあまり好きではないのだがオーネットコールマンだけは何故かとても好きなのである自由でありながらポップで独特で面白い1.はアップテンポの激しいドラム、ベースにオーネットが吹きまくる2.は独特な3拍子の曲、ドラム、ベースのソロ部分が長くてオーネットはちょっと控えめ3.は楽しい感じのポップな曲4.は渋いバラードオーネットだけじゃなくドラム、ベースもかなり独特な奏法をしていて曲の構成やメロディーも変わった感じ全てが独特なオーネット色に輝いていますとまぁここまではよかったのですがなんと輸入盤でこれよりかなり安く、しかもボーナストラックが入っているものを発見してしまいましたvol.2も同価格、ボーナストラック入りで出ているので日本語ライナーノーツにこだわらない方はこちらの方がかなりオススメ私はブルーノート1500シリーズで買ったことを少し後悔しています
badfinger –
他のレビューでフリージャズらしきことが書かれてますが、初心者でも全然大丈夫です。トリオということでオーネットのテナーが際立っていて楽しめます。ドラムとテナーの音だけになる瞬間もあり、ドラムもがんばっています。おすすめはM-2ですね。最近のへヴィーローテーションはこれ。
eks –
「双子」とまで称されたドン・チェリー(tp)、最大の理解者であるチャーリー・ヘイデン(b)のカルテット離脱、そして商業的な行き詰まりから、遂に引退にまで追い込まれたオーネットが、3年のブランクを経て復活したそのツアーの記録です。場所は厳しい黒人差別の現実から少し離れた北欧ストックホルム。復活の喜びを歌い上げるかのように、幼なじみチャールス・モフェット(ds)と、クラシック出身の白人ベーシスト、デーヴィッド・アイゼンソンを従え、ワンホーンでなんとも伸びやかに、清々しくオーネットが徹頭徹尾吹きまくります。時間も決めず散歩するときの口笛のような、しかしよくよく聴くと幾何学模様のような美しさがあり、なお土臭いブルースのような趣も持つ、希有な音楽。